令和5年49週
～インフルエンザ 、
感染性胃腸炎、咽頭結膜熱～

令和5年 第49週(12月4日～12月10日)

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ゛/COVID-19定点89，小児科定点51です。
・第49週の定点把握対象疾患の総報告数は4,717 人で，前週より739人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【インフルエンザ（開始30.0，終息10.0)】：鹿児島市(62.77),伊集院(36.40), 川薩(31.71),出水(42.80),姶良(45.45),鹿屋(64.38),西之表(46.50)
【咽頭結膜熱（開始3.0，終息1.0)】：鹿児島市(7.92), 川薩(2.00),出水(13.67), 姶良(3.00),鹿屋(6.00)
【Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎（開始8.0，終息4.0)】：伊集院(4.00),
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：鹿児島市(3.25)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【インフルエンザ（基準値10.0)】：指宿(13.00),加世田(24.50),大口(12.50),志布志(26.40),屋久島(15.25),名瀬(23.75)
※ 週報発行後，医療機関，保健所から追加，訂正報告があり，全数・定点の数値が変更する場合があります。

☆定点把握対象疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）
（1）インフルエンザ
　第 49 週のインフルエンザの報告数は 3,631 人で，前週より 566 人多く，定点当たりの報告数は40.80 であった。
　年齢別では，10～14 歳(847 人)，8 歳(262 人)，7 歳(255 人)の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿屋保健所（64.38)，鹿児島市保健所（62.77)，西之表保健所（46.50)の順に多い。

（2）感染性胃腸炎
　第49 週の感染性胃腸炎の報告数は262人で，前週より59 人多く，定点当たりの報告数は5.14 であった。
　年齢別では，2歳(32 人)，1 歳(31 人)，5歳(30 人)の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，川薩保健所（14.50)，鹿屋保健所（8.60)，鹿児島市保健所（8.25)の順に多い。

（3）咽頭結膜熱
　第49 週の咽頭結膜熱の報告数は208 人で，前週より15 人多く，定点当たりの報告数は4.08 であった。
　年齢別では，1歳(39 人)，3 歳(36 人)，5歳(35 人)の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，出水保健所（13.67)，鹿児島市保健所（7.92)，鹿屋保健所（6.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2023年12月15日更新)